ギター演奏を中心に音楽活動を続けるAOKI,hayatoのCD。
初めてこのCDを聴いた時、日本語のタイトルもそうなのですが、なんだかいつもと少し違う雰囲気で、
それはなんだろう。と思ったのが印象的でした。アルバムによって異なるのは当たり前かもしれないのですが...
青木さんのサイトに書かれた文章を拝見したら、そこには
「2015年の冬に、楽想がわき、いくつかの旋律が立ち上がった。
それは「歌」と呼びたいようなものだった。
歌は「つくる」よりも、「うまれる」ということばが似合う。
うまれた歌は、繰り返しギターで弾くことで、ゆっくりと成長していった。
歌が成長していく過程で、名前がついた。
名前がつくと、その歌はひとりで立つことができるようだった。
いまこの歌たちをギターで弾いていると、自分のものであって、
自分のものではないような、不思議な感覚を味わう。」とありました。
そうか青木さんは、ギターで歌っていたのか。と。
いつもも語りかけられているような優しい音色ですが、
青木さんから「そういえばこんな話があったんだけど、きいてくれる?」と
歌いながら話してくれているような。(勝手な妄想ですが...笑)
丁寧な暮らしを日々コツコツと紡いで積み重ねているように
聴くたびに少しづつ対話して、新たな面が見えたりしながら
一緒に仲良く暮らしていくそんなアルバムに感じました。(ぜひ視聴ください!!)
haruka nakamuraさんもピアノで参加されています(Track 2, 5)。
そして、銀箔で印字されたタイトルや、写真があしらわれたジャケットデザインも素敵ですね。
9Tracks
♪青木隼人さんの
公式サイトで試聴できます。
<プロフィール>
青木隼人 AOKI,hayato
1978年生まれ。ギター演奏を中心に音楽を続ける。自主レーベル「grainfield」から作品をリリース。自身でジャケットのデザインも手がける。ソロでの活動のほか 森ゆに、田辺玄との「みどり」、川井有紗、にしもとひろことの「森のはなし」でも活動中。
http://grainfield.net/